令和3年度の協会けんぽの保険料率の決定について
1.令和3年度の協会けんぽの保険料率の決定について
令和3年2月6日に、令和3年度の協会けんぽ(全国健康保険協会)の健康保険料率及び介護保険料率が公表されました。
今回決定された保険料率は令和3年3月分からの適用となります。
全国平均は10%が維持されており、富山県を除いた46都道府県において保険料率が変更されています。
2.神奈川県と東京都の健康保険料率
令和2年度 | 令和3年度 | 変化分 | |
神奈川県 | 9.93% | 9.99% | +0.06% |
東京都 | 9.87% | 9.84% | ▲0.03% |
神奈川支部は、加入者1人当たりの医療費の伸びが相対的に高いことから0.06%の引き上げとなり、2年度連続での引き上げとなりました。
東京支部の1人当たりの医療費は全支部平均と比べて抑えられており、令和元年度の支部収支差がプラスであることなどから、昨年度に引き続き0.03%の引き下げとなりました。
3.介護保険料率
令和2年度 | 令和3年度 | 変化分 | |
介護保険料率 | 1.79% | 1.80% | +0.01% |
介護保険料率については、単年度で収支が均衡するよう、介護納付金の額を総報酬額で除したものを基準として保険者が定めると健康保険法で定められており、令和3年度は、令和2年度末に見込まれる466億円の不足分も含めて、単年度で収支が均衡するように、1.80%に引き上げとなりました。
4.まとめ
今回決定された保険料率は、令和3年3月分からの適用となりますので、変更を忘れないようご注意ください。
詳しくは協会けんぽ(全国健康保険協会)のホームページをご確認ください。
“令和3年度の保険料率の決定について”.全国健康保険協会