生計維持要件とは? 


亡くなった人に生計費の全部または一部を依存していたと言うことです。 生計維持関係ありと認められるためには、次の二つの条件を満たしている必要があります。

(1)生計同一関係があること。
(2)収入要件をクリアしていること。

生計同一関係

家計の財布が同じであるということです。 一般的に、同居していれば生計同一関係があるとされます。

ただし、同居していなくても、次のような場合には生計同一関係があると認められることもあります。

・遺族が配偶者または子である場合は、単身赴任、病気療養、就学などのやむを得ない事情があり一時的に別居しているが、いずれは同居すると認められるとき。

・遺族が父母、孫または祖父母である場合は、別居しているが、生活費の仕送りが行われているとき。

収入要件

恒常的な年収が850万円未満であることです。この場合、臨時的な収入は除かれます。